
ノーベル化学賞の発表当日の配信で、アソビ★まわり隊!の宙科そぴあさんが、受賞理由の「不斉有機合成」について30分で調べてきたことを発表しました。
説明の入りでは、視聴者に左手を手首から引っこ抜くところを想像してもらい、左手と右手の違いから分子の話へつなげています。
宙科そぴあさんの不斉有機合成の解説は「左手を引っこ抜いて」から

今回の受賞理由は、不斉有機合成における非線形効果と自己触媒作用の発見です。
宙科そぴあさんは「もう知らん単語ばっかやねこれね」と言いつつ、まずは不斉有機合成とは何かを噛み砕いて説明すると切り出しました。
最初のお題は、左手を手首から引っこ抜き、それを右手に付け替えることを考えてほしいというものです。
本当に試した視聴者がいたようで、「え本当にやったやつおるやめて」「あのシュミレーションの話だから脳内シュミレーションの話だから」と慌てて付け加えています。
さらに「やばい手が戻らないって言ってる人がいる」と反応を拾うと、「引っこ抜くこと考えてほしいって言ってなかったっけ」と確認し、「まあまあまあね最終的には自己判断自己責任なんでね」と話しました。
伝えたかったのは、左手と右手は似ていても形が違い、付け替えられないということです。
「左手と右手は違う形だよってことをまず押さえてもろって」と前置きしたうえで、化学の世界にも形はよく似ているのに重ならないものがあると説明を進めました。
「左アソビ分子」と「右アソビ分子」で不斉有機合成を説明

続いて宙科そぴあさんはiPadで分子を描き、鏡に映した関係にある2つを「左アソビ分子」「右アソビ分子」と呼んで説明しました。
この2つは模型にしてどれだけ回転させても重ね合わせられず、似ているけれど違うものです。
欲しいのは左アソビだけなのに、実験室の化学反応では普通は両方できてしまい、左アソビだけを作るのはとても難しかったそうです。
そうした2種類の分子のうち、欲しい方だけを選んで作るのが不斉有機合成で、今回受賞したお二人はその技術を確立したと宙科そぴあさんはまとめました。
1世紀以上のミステリーで、医薬品の開発にも影響
私たちの体の中では、なぜか左アソビだけが使われているといったことが以前から分かっており、実験室でもできるのではないかと研究が進められてきました。
宙科そぴあさんは、化学の世界で1世紀以上ミステリーだったところを、お二人の研究でかなり実現できるようになったと話しています。
医薬品では左アソビだけが体に効くケースがあるため、不斉有機合成ができるようになることは新しい医薬品の開発にもつながるとのことです。
宙科そぴあさんはここまで説明すると「すごいっしょ」と笑いました。
受賞理由にある非線形効果と自己触媒作用は、左アソビだけを作る際にどんな反応が起きているかという部分だとして、深くは踏み込んでいません。
「そぴあも一旦こんぐらい、30分で調べられたのはこんなもんやった」と話し、今後新聞やメディアで出る詳しい解説で自分も勉強するつもりだと続けました。
夕飯中に発表を見て「うわー!」、突発で調べた化学賞
この日はもともと、普通の雑談にノーベル賞の話を軽く添える予定でした。
ところが夕飯を食べながら発表を見ていたら、東京理科大学の先生の受賞が伝えられ、「うわー!うわー!ってなって」夕飯をかき込んで化学賞について調べたと明かしています。
前々日は生理学・医学賞、前日はリスナーと同時視聴した物理学賞の発表があり、この日が化学賞でした。
突発で調べたため詳しいところまでは分かっていないとし、「逆に専門の人いたら教えてほしいレベル」と話したうえで解説を始めています。
リスナーからは「すんなり聞ける」「ちょうどいい」などの反応
リスナーからは「知ってる側は勿論、知らない人もすんなり聞けるトークと掴み」と、手の話から入った説明を評価する声がありました。
「化学でS体、R体って呼ぶ堅苦しい名称を避けて左アソビ分子、右アソビ分子って呼び始めるのも賢いよねえ」と、呼び方の工夫に注目する意見も寄せられています。
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