カバー株式会社に対して公正取引委員会が下請法違反で勧告

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2024年10月25日、公正取引委員会からカバー株式会社に対して、下請法に違反する行為が認められたため、勧告と併せて指導をしたと発表がありました。

違反内容の要点

カバー株式会社は、5000万円以下の資本金を持つ小規模な業者に対し、不当なやり直しや支払遅延を行っていたとされています。

具体的には、発注内容に含まれていない作業を無償で強要し、代金の支払いが遅延していたケースが多発していたとのことです。

違反の事例

  • 事例1:2022年4月の発注
    発注から約619日後に代金が支払われたケース。
  • 事例2:2022年10月の発注
    無償でのやり直しが発注後277日以上経過してから行われたケース。
  • 事例3:2023年1月の発注
    約266日後に代金が支払われたケース。
(令和6年10月25日)カバー株式会社に対する勧告等について | 公正取引委員会

公正取引委員会の指導内容

公正取引委員会は、カバーに対して無償のやり直しで発生した費用を速やかに支払うことを命じました。

また、再発防止策として下請法の遵守を徹底するための社内体制の整備も必要とのことです。

同様の問題が再発しないよう、社内での下請法の研修や取締役会での確認も求められました。

カバー側からは事業が急拡大による取引件数の増大や社内研修が不十分であったと発表

今回の勧告を受け、カバーから「公正取引委員会からの下請代金支払遅延等防止法に基づく勧告について」と発表がありました。

公正取引委員会からの下請代金支払遅延等防止法に基づく勧告について | カバー株式会社
カバー株式会社は、「ホロライブプロダクション」をはじめとした日本ならではのコンテンツを世界に向けて発信している、次世代のエンターテインメント企業です。

下請法に違反した理由として、事業が急拡大し取引件数が増大したことにより、取引先の方とのやり取りに抜け漏れや遅延が生じてしまっていたこと。

また社内体制の構築や社内研修が不十分であったことが原因と述べています。

社内体制の刷新を進め、各所で改善が進んでいるとのことです。

ネットの反応

尾丸ポルカさんのイラストレーター「こうましろ」さんもこの件に触れており、Live2D界隈の依頼では知識がない方が多く、カバー株式会社以外でもこのようなことがあると述べています。

ファンからはさくらみこさんのライブ前であることも含め、「タレントに迷惑かけるなよ」「社員の問題じゃないのか」「なんでポストしないんだ」などの声が寄せられています。

※2024年10月25日19時時点で公式サイトに発表はあるものの、Xを含めSNSなどには投稿がされておりません。

追記:2024年10月28日に谷郷社長からポストがありました。

また今回の件による株価の下落についても心配の声が多く寄せられています。

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