
カバー株式会社が2026年8月31日、ホロライブプロダクションの二次創作ガイドラインの改訂を発表しました。
整理されたのはコスプレとファン主催イベント、二次創作デジタルゲーム、日本国外での活動に関する3項目です。
公式は基本方針に大きな変更はないと説明しており、個別の許可申請なしで二次創作できる範囲そのものが狭まったわけではありません。
ホロライブ二次創作ガイドライン改訂の内容と3つのポイント
今回明確化されたのは次の3項目です。
- コスプレ/ファン主催イベントに関する記載
- 二次創作デジタルゲームとholo Indieの取り扱い
- 日本国外で活動する際の留意事項
コスプレの項では、過度な性的表現やR18を想起させる態様での撮影・配信を、オンラインとオフラインを問わず禁止しています。
青少年保護育成条例、性的姿態撮影等処罰法、児童ポルノ禁止法に抵触しうる行為も同様の扱いです。
ファン主催イベントは非営利の個人・サークルによる主催が原則で、公式と誤認させる表現は認められません。
入場料は経費の補填にとどめる形とされ、営利と判断された場合には収支の開示や開催中止の要請を受けることがあります。
二次創作デジタルゲームは、有償で公開する場合に「holo Indie」への申請と審査が必要になり、成人向けの要素は禁止です。
無償公開であれば二次創作全般のガイドラインに従います。
海外での活動については、現地法令の遵守、文化・宗教・政治への配慮、営利にあたるか判断がつかない場合の事前確認、日本国外でホロライブIP単独の会場を貸し切る無断コラボの自粛が明記されました。
小規模な非営利のオフ会や、総合的な同人即売会の中でのサークル活動は、原則としてこの制限の対象外になります。
ガイドラインを守るかぎり個別の許諾は不要という骨格は従来のままです。
法人や事業目的での利用は原則不可、公式詐称や公序良俗違反、思想・宗教・政治的な表現、タレントの心情を害する表現、第三者の権利侵害の禁止も変わっていません。
現行ページは二次創作全般、デジタルゲーム、切り抜き動画、ファン主催イベント、コスプレ、日本国外での二次創作・UGC、応援広告、音楽利用という構成で並んでいます。

二次創作ガイドライン改訂に至った背景と経緯
ファン活動のオフライン化
ホロライブでは国内外でファン主催のオフ会やコスプレイベント、応援広告、同人即売への出展が日常的に行われています。
今回の改訂は、そこで生まれてきたグレーゾーンを文書へ落とし込む作業にあたり、公式との誤認防止、非営利の原則、青少年保護や性的表現に関する法令遵守、近隣や会場とのトラブルは自己責任という点が、それぞれ独立した項目として示されました。
holo Indieの運用実態をガイドラインへ反映
holo Indieは2023年11月15日に設立された二次創作ゲーム向けのブランドで、運営はカバーの子会社である株式会社シー・シー・エム・シーです。
審査を通過した作品をパブリッシュし、有償タイトルでは収益の大半をクリエイターへ還元する仕組みになっています。
土台には、ファン制作の『HoloCure – Save the Fans!』や『Idol Showdown』が広く遊ばれ、タレント自身の実況も行われてきた経緯がありました。
2026年5月には新規応募が通年受付から1月・5月・9月のシーズン制へ移行。
発表と同じ8月31日には、holo Indieの新作『Ollie Ninja Slash』のSteamストアページも公開されています。



これまでの改定の流れ
二次創作ガイドラインは、ファン活動の広がりに合わせて項目を足す形で更新されてきました。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2021年4月30日・5月7日 | 二次創作全般と音楽利用の改定記録が残る |
| 2021年6月28日 | プレイリスト方針、タレントによる二次創作物利用の文言を追加 |
| 2023年2月10日 | 応援広告に関する記載を追加 |
| 2023年11月15日 | 二次創作ゲームガイドラインを追加、holo Indie設立 |
| 2025年8月20日 | 音楽利用ガイドラインを更新 |
| 2026年8月31日 | コスプレ/イベント、デジタルゲーム、海外活動の3項目を明確化 |
今回の改訂ページ自体には改定日の記載がなく、その時点の最新版を参照する運用になっています。

二次創作ガイドライン改訂に対するSNSの反応
SNSでは内容を確認したうえで、「当たり前のことばかりで安心した」と落ち着いて受け止める声が目立ちました。
特に、他のファンへの攻撃や晒し行為を避け、問題があれば通報にとどめるべきという方針には賛同が集まっています。
一方で、切り抜き動画への対応強化を求める意見や、今回の案内に切り抜き関連が含まれていないことを惜しむ声も。
そのほか、使用楽曲に関する確認や、二次創作ゲームの項目を成人向け作品・生成AI利用への牽制と見る反応も出ていました。


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